おパンちゅは横縞派でもユニフォームは縦縞派
白地に紺のしましまでした
柄や素材よりも中身に興味を持つstay with meなガラスの少年時代を過ごした。なので「おパンちゅはしましまでお願いでござるよグフフフフ」という趣味はない。しかし付き合って間もない彼女が横縞のパンティを履いてきたその日、僕らは初めて朝を迎えた。そして縞パンは海に投げ捨てた。
青赤というアイデンティティ
東京開闢から20年が過ぎ、東京=青赤という認識は、北は北千住南は浅草南(お願いタッチ)まで広がった。つまり東京を表す際にもし仮に緑色を使うような不敬かつ不遜なV久保先輩のような輩が近所に住んでいる場合、義憤に駆られたあなたが夜中に石礫や火炎瓶をそのユダ野郎の家に投げ込んだとしても、私は支持するし、周囲住民の賛同も得られるであろう(警察や司法の賛同は得られないかもしれないが)。
つまり東京が東京であることを説明する際に、「青赤」という色で説明することは可能になっている。
東京のユニフォームって
しかし東京の選手が纏うユニフォームについてはどうだろうか。色が青と赤であれば東京と分かってもらえるのか。「ああヴァンフォーレ甲府ね」などと言われた日には、ぼくはお、おにぎりが食べたいんであって、ほたか、否、ほうとうや信玄餅が食べたいわけじゃないんだなと野に咲く花のように風に吹かれたくなるではないか。
つまり色によるアイデンティティの確立が済んだいま、東京はデザインによるアイデンティティの確立を目指す段階に来ている。
ゲンキンがあれば何でもできる!
皆さん、散財してますかー!ゲンキンがあれば何でもできる、今年のユニフォームも何枚も買える。
https://www.fctokyo.co.jp/news/10911
https://www.fctokyo.co.jp/news/10875
いいですね、縦縞。リーグもACLも縦縞。今年で5年契約が切れるからサプライヤーがNIKEに変わるんじゃないかという噂が流れる中、アンブロが放った逆転満塁ホームラン。きっと2018シーズンの20周年ユニフォームや2019シーズンユニフォームをデザインした関係者は、市中引き回しの上、八王子あたりに島流しになったのでしょう。
ちなみに東京も、2019年ファンミーティングで「皆さんがユニフォームを買ってくれない」発言で我々を震撼せしめた某マーチャンダイジング部長が島流しにあったようで、平山さん(相太で無い方)に変わってました。
「2020年から東京のユニフォームは青赤の縦縞が定番となり、そのデザインがクラブ像を確立した」と後の時代に評価されること間違いなし。
東京の子供がサッカーの絵を描くときに、青赤の縦縞ユニフォームを必ず描くようになったら、世界は確実に平和だ。
青赤縦縞のユニフォームたち
「10周年記念のユニフォームデザインについてファン投票が行われた。縦縞が1位になったが当時の村林社長(ペンネーム、ムラバ)の独断で、青赤半々のデザインが採用された」という史実がある。ファンの意向をちゃぶ台返しにしたのは決して脳の血管が詰まった訳ではなく(表現を和らげました)、それまでの時代で唯一採用されていた青赤縦縞デザインだった「1999年ナビスコカップベスト8進出時の幻のユニフォーム*」に敬意を払っていただけだ。
*当時J2だった東京がナビスコカップのベスト8まで進出し、青赤縦縞を用意したがリーグの事前登録に間に合わず、試合前の集合写真撮影時のみ着用した
しかしその後、東京でも青赤縦縞のデザインは何度か採用されている。初めて出場した2012ACLでは、火の玉ストレートな青赤縦縞。
2012ACLは決勝トーナメントに出場した際に、胸スポンサーが変更になったが縦縞デザインはそのままだった。
またアディダス時代は、2012年リーグが青赤ピンストライプ、2013年リーグが変形縦縞だった(アーリアが着てたなぁ。)
そしてサプライヤーがアンブロに変更になった2016ACLも一応縦縞。
2016シーズンはリーグも縦縞だった(この時の背番号6はルーキーだった室屋。太田はオランダに移籍中。)
青と赤が東京のアイデンティティ。そして縦縞も東京のアイデンティティ。
そんな時代が2020年に始まった。そしてその年東京はACLを制しアジアチャンピオンになり、CWCも制して世界一になった。…と言われるようになりたいね。