スタジアムに行こう(東京2-3鳥栖 J1リーグ戦)
世紀末トーキョー救世主伝説
それなりの時間やお金を使ってスタジアムに足を運ぶのはなぜか。
「その場にいることが大事だから」である。
歴史に残るような好試合になるか外人頼みのクソサッカーを見せつけられるかは、行ってみないとわからない。「俺はあのゴールをスタジアムで見た」と後に語れるプレーを見られるか、「俺の方がまだ上手い」と言うプレーを見せつけられるかも、行ってみないとわからない。その場にいることが大事なくせに、本当に大事か否かが事前に全く保証されていない不確実性こそがスタジアムに行こうな醍醐味である。
しかし昨晩、時間とお金だけでなくコロナ感染のリスクをもとって味スタに足を運んだ4800人弱の好事家達は、その場にいることの大事さを改めて思い知ったはずである。
救世主ハラタイチ降臨。俺たちは平山神の再臨をこの目で見た!
当初はオウンゴールと発表されるものの、後に訂正。メシアに歯向かう記録員が地獄の業火に投げ入れられた結果である。
残り5分でアダイウトンがボールを全て大智に集める「令和のアマラオ大作戦」を大展開。
その一連の大作戦の中で、左からあげたアダイウトンのクロスにタイミングよく足から飛び込み触れればゴールというプレーがあったけど、大智の特長を周りも理解しただろうし、お願いだからあのプレーで理解してやって欲しい。今後に期待。
背骨の折れたエンジェル
中盤の底、CBの前で中央に蓋をしていた拳人と、中盤と前線のつなぎをしていた東という背骨が折れた状態であると、一人一人の寄せの強度や速さの問題以前に全体のプレスが効かない構造になる。しばらくはそんな東京の弱点を見越して相手にミドルを打たれまくる試合が続きそうだ。
幸いなのは、昔と違って東京にはまだ持ち札があると言うこと。
相手の弱点をつくことに関してはJ1随一の次戦C大阪で、中盤の底をアルトゥールに任せるミッドサマーホラーショーもよし、平川や品田を起用してともかくボールを散らすことでリスク回避するオプションもあるかもしれない。そして永遠の夢である森重アンカーシステムだってあるかもしれない。
手持ちの札でどう戦うか。欲しい札が手元に常にあってしかも潤沢であるなんてことは、勝負ごとではまずあり得ない。大変でも辛くても手持ちの札で戦うしかないのだ。楽しくなってまいりました!
余談:ひと夏の経験
「クラスの中でどちらかと言うと地味系だったハナちゃんが、夏休みあけに会ったらキャバ嬢見たくなっていました」(久々の味スタでの最大の衝撃)
あとスパシーバ拳人の番号も決まった模様。
ケントの背番号決定。18を希望していたみたいだけど、レギュラー選手が既につけてたみたい。 pic.twitter.com/tX2fnSRahY
— AOA課オリンピアトーキョー (@gasmenjp) 2020年8月1日