GASNOS

いい時は最高、悪い時は最低

徒然草117段:よき友三つあり。一つには物くるゝ友。(東京2-1横浜FC)

俺のベースボールシャツを鷲見アナに彼のワイシャツ風に着て欲しい

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ベースボールシャツと試合翌日のトーチュウ

何かくれる奴、医者、賢い奴こそ友達にするならお勧め!」と卜部兼好(別名吉田兼好)は遠い昔に書き残しました。しかしゴール裏を見渡せば「何もしない奴、医者の世話になる奴、賢さとは対極の奴」ばかりなので、ここで友達を作ることはジェットコースターのような起伏に富んだ人生に誘う落とし穴なのかもしれません。「誰も物をくれない」そんな貧困の連鎖という惨状を気にかけたのか、クラブがベースボールシャツをくれました。わぁい大金社長大好き♡

「木村誠二初陣」の一報が入った時、我々はゴール裏の友達と立ち飲み屋で美味い焼き鳥を頬張っていた。「童貞の初々しさ」一本槍でウエズレイ&佐藤寿人の熟痴女コンビに果敢に挑み、瞬時に昇天であっという間に恥ずかし者にされてしまった吉本の悲劇以来タブーとなっていた「新人CBをリーグ戦の先発に使う」。それ以来東京の主力センターバック「1から育てるのではなく外から取ってくるポジション」となっていた。「実戦経験が何より大事」なのがセンターバックというポジションだが、J3参入で経験を積む場を確保できたからこそ、木村を昇格させて蓮川を獲得しセンターバックを育成できない」という黒歴史を克服しようと考えたのかもしれない。「東京のJ3参戦は正解だったか否か」の検証にはまだまだ時間が必要だろうが、今後木村や蓮川がトップチームのレギュラーとなれるかどうかも判定要素の一つになるだろう。

 

漢(おとこ)田川と大智ファンバステン

試合は横浜FC松尾が放ったシュートが、小川の足に当たりコースが変わりゴールに吸い込まれる。しかし東京から憧れの鹿島アントラーズに移籍しその後東京のレジェンド梶山に2000万円の損害賠償裁判を起こされた金の匂いのするところにこの人ありでお馴染み伊野なみさん率いる横浜FCのDFは、我が目を疑うガバガバのゆるゆる状態。そんな穴を見逃さない高萩のスルーパスを受けた漢(おとこ)田川が同点ゴール。

 

そして後半40分に、途中出場していた大智が技ありゴールを決めて東京勝ち越し。

最後の最後で「お前まだ生き取ったんかい」ことレアンドロドミンゲスに悪さされかけましたが、丹波さん投入という健太が放った火の玉ストレートの甲斐もあり2-1で終了。

 

拍手は解禁になったけど

好きで勝手に試合を見ている以上、誰が試合をどう見てどんな反応をしようが気にするべきではないのかもしれない。ただとりあえず目立つプレーに万雷の拍手という行為は、試合観戦の雰囲気を打ち壊すものだ。

こういう目立たないけれどチームのためになっている献身的なプレーに万雷の拍手が送られる。そんな東京に私はなりたい。